おとぎ話によるFAIRYTALE 全曲解説

#1. WHITE SONG | #2. ファンファーレ | #3. 妖精 | #4. E.T.M. | #5. コトバとコトバ
#6. I LIKE SPORTS | #7. 泣きだしそう | #8. SUPERSTAR | #9. ハートのうた | #10. こどものブギー
#11. BOY'S BEAT | #12. ロードムービー | #13. 青春(naked)

#1. WHITE SONG

トップ | 次の曲

せつない曲。もしかすると人間って誰かとわかり合える事なんてないのかなって思った時に書いた曲。でもネガティヴになんかなれないから、希望を歌おうという決意に満ちあふれている。昔から僕は感動したいし感動させたい人間なんだ。だから落ち込んでいたとしても笑顔だったりキラキラする風景だったりの「うた」をうたいたいんだ。「おとぎ話」とはそういうバンドだ。新しい出発をこの曲からはじめられることに意義を感じる。演奏も実にタイトでかっこいい。(有馬和樹)

アルバムの一曲目を飾るWHITE SONG。おとぎ話の未来を十分に込められました。
棚谷さんがもってきたアレンジが加わった時の高揚感はなかったなぁ。
ラジオのテーマソングになったと知らせを受けたとき、おれの夢がまた一個叶いました。(風間洋隆)

最初に弾き語りで聴いたときから良い曲だと思った。特にサビで半音ずつ上がっていくところが好きだった。そのサビの歌メロは二転三転四転・・・して、このかたちになった。
バンドはどっしりとしたオアシス的な演奏に徹して(確かにこの曲のギターはノエル・ギャラガーみたいなところもある)、そこに棚谷さんが素晴らしいメロディを添えてくれている。
この曲が1曲目になるとは録音の時点では考えてもいなかった。(牛尾健太)

ニルヴァーナでいう、スメルズライクに当たる曲。…俺たちの方が大人だね。(前越啓輔)

「新曲できたよ」って言って、ありまさんちで弾き語りで聴かせてもらったときからもう胸がぎゅっとなって泣きそうだった。
憧れとか理想の自分とか、ずっと夢見てたものにさよならをして、じぶんと大切なひとのために今を歩こうとする最強のラブソングだと思います。(西田雅昭/おとぎ話スタッフ)

#2. ファンファーレ

前の曲 | トップ | 次の曲

小、中学生の頃、サッカー部だった。思春期を普通に生きた。普通な生活の中で毎日のようにサッカーの練習をしてた。夏休みに校庭を何週も走って疲れ果ててへたりこむと、スプリンクラーの水が虹を描く。その光景を今でも鮮明に憶えてる。あの頃から変わらない気持ちがあって、その気持ちを描いた。一枚の絵のような曲。(有馬和樹)

イントロの警鐘となる牛尾のギターフレーズは物語の始まり。晴れて旅立つ祝祭のうた。(風間洋隆)

今回のレコーディングで最初に録った曲。割とすぐに形になった曲で最初はそんなに執着してなかったが、この曲が持っているシンプルでラフな感じと歌詞のイメージで、だんだんと、すごく愛おしくなっていった。リンゴ・スターから拝借しているドラムもそれに一役買っていると思う。
うまく言えないが好きなバンドには必ずこういう曲はあって、今ふと浮かんだが、ローリング・ストーンズでいえば、デッドフラーズあたりか。有馬のツインヴォーカルはティーンエイジ・ファンクラブを想起させる。(牛尾健太)

リンゴスターの真似をしてたらメロディーが自然に乗っかってきた。
雰囲気がある。少しはビートルズに近づいたのではないか(前越啓輔)

ありまさんのコーラスワークが大好き。
「虹の輪の向こう」と「まばたきの未来」っていう歌詞がなんだか好き。
ぜんぜん関係ないかもしれないけど、晴れた日に船に乗って港から海へ旅立つ風景が浮かんでくる。(西田雅昭/おとぎ話スタッフ)

#3. 妖精

前の曲 | トップ | 次の曲

もともとは「DINOSAUR JR.」みたいな曲になればいいなって思ってつくったのだけど風間くんのベースがそれについていけなくてアプローチを変えた。
そこからジザメリ、フレーミングリップス経由でグラム駅に到着した。結果的にもともとの弾き語りのアレンジとは全くの別物になって、すごく気に入っている。Aメロのコード進行が好き。前ちゃんのドラムの音はアルバムの中でも、かなりやばい鳴り方をしている。リンゴスターに捧ぐ。(有馬和樹)

このアレンジになって、まさかの落ち着きで世界が広がった。広い広い空、海、大地。駆け抜けろ!(風間洋隆)

基本的なアレンジが決まるのに悩んだが、エンジニアの岩田さんのアドバイスでテンポをけっこう速くしてみて、だんだんと演奏スタイルが固まっていった。
ある日スタジオに少し遅れて行くと(遅刻はダメです)、3人がイントロのリフフレーズを演奏していて、自分の中でイメージが明確になった。
Bメロで聴けるサーフギターは今回参加してもらった竹内さんの案だが、そうなるとギターはストラトが欲しいわけで、この曲の録音前日にストラトを買った。そのストラトのデビューはこの曲だ。ちなみにBメロのサーフギターはレスポールです。(牛尾健太)

この夏全員でソニックユースのライブを見た。サーストンなんてただでかいだけだと思っていた。俺は間違っていた。奴はでっかい妖精だった。(前越啓輔)

牛尾さんがレコーディングの合間に、金ないくせに買ってきたストラトキャスターがいろんな音を鳴らしまくってて最高です。あとはBメロの前ちゃんのトライアングル!世界に中指立てながら、こんなにもラブリー。(西田雅昭/おとぎ話スタッフ)

#4. E.T.M.

前の曲 | トップ | 次の曲

レコーディングの終わりに近づいた時に全体の流れを汲んで一曲別のアプローチの曲が欲しくなって一気に書き上げた。展開の多様さは「PIXIES」からの影響。イントロのギターが泣ける。今作はコード進行の組み立ての面でかなり進歩したと個人的には思っているのだが、「E.T.M.」は特に良い。歌詞の面では「愛」を「厳しい」とうたえた事に充実感がある。今の4人のテーマがEとTとMに集約されている。(有馬和樹)

止まらないランナーズハイ。ベースのディストーションがうまくはまった。イントロドラムの4つ打ち、ドキドキする。(風間洋隆)

今回のレコーディングは7月と9月に分かれていて、その間につくられた曲。スタジオでスピーディにつくられたので、その勢いが録音にも表れている。
最初はちょっとピクシーズっぽいイントロだったが、別でイントロをつくろうという話になり、有馬と2人でスタジオに入ってつくったが、おとぎ話のギタリストであればイントロの1つや2つはさらっと出さねばなるまい。サビでありえないようなディレイのかかったSo Heavyというコーラスは、おれだ。(牛尾健太)

エブリデイ、単純、前へ。タイトルだけで百点。カウンターアタックを仕掛ける時のテーマソング。(前越啓輔)

最初タイトルがなんの略なのか知らなくて、教えてもらったとき、あぁーもう最高だと思った。
「きらきら光る愛の厳しさso heavy!」なんて唄ってくれるバンド、いまだかつて他に知りません。
前ちゃんのドラムがかっこ良すぎる!(西田雅昭/おとぎ話スタッフ)

#5. コトバとコトバ

前の曲 | トップ | 次の曲

本当は「GALAXY」と2曲入りのシングルとして出したかった曲。予算や様々な問題で録音はされずにアルバムの録音まで寝かせた。なのでいざ録音がはじまって演奏してもなかなかアレンジが定まらなかった。最悪の場合、お蔵入りする可能性もあったが、カタチになって本当に良かった。実はこの曲、「SMILE」をつくった時に一緒につくった曲で、歌詞の面で共通するテーマがある。普段は下ネタばっかり言ってるクリトリック・リスのスギムさんが「僕の好きなコトバー」って酔っ払いながら歌ってるのを聴いた時、「いい曲つくったな」ってあらためて思った。(有馬和樹)

ベースラインの大枠は前越案。歌詞のラインとベースラインの音の配置が細かく気になって、大変だったけど楽しかったな。(風間洋隆)

かなり前からあった曲でライヴでも演奏していた。その後しばらく放っておいたので、いざ録音するとなると自分のプレイに迷いが生じてきて、それがそのまま録音に表れるかたちになってしまった。なので、ギターだけ一から録り直した。シンプルなギターフレーズとリズムの対比が心地よい。歌詞もとてもシンプルで、少しビートルズのハローグッバイみたいかもしれない。使っているコードは4つ。(牛尾健太)

リップスみたいにファットなアレンジに仕上がった。にんまり、素晴らしい。(前越啓輔)

風間さんのベースがとても好きです。この曲のレコーディングのとき、ディレクターの竹内さんがペットサウンズのTシャツ着てました。かつて、有馬和樹オーケストラという一般募集で集まった総勢約30人のメンバーみんなで演奏した思い出深い曲。きらきらしてて気持ち良い。みんなのうた。(西田雅昭/おとぎ話スタッフ)

#6. I LIKE SPORTS

前の曲 | トップ | 次の曲

グランジやブリットポップに洗礼を受けて思春期を過ごした一人の青年による90年代鎮魂歌。カートコバーンとデーモンアルバーンとデニスベルカンプに捧ぐ。一音も無駄が無い。(有馬和樹)

イントロが不思議。薄暗い闇の中にいるのだけど(さてどこでしょう?)、突然その闇が晴れ、まさか大合唱。コーラスにまさかの風間も参加。あっという間に喉が枯れた。(風間洋隆)

きっと嫌いな人はいないと思われる曲。なんというか、すごく洋楽っぽい。ブラーのソング2とかああいう感じ。故に演奏も楽しいので録音はすぐに終わった。間奏ではヴィンテージのストラトをこれでもかというほどにアームを酷使して引き倒している。曲の後半で聴ける大合唱は岩田さんのナイスなアイディアで、スタジアム感を出したかったので、メンバー+スタッフでフーリガンやソプラノ歌手など様々な人物を演じてクイーンばりに重ねられている。ライヴでこの曲をやる際には皆さんの協力が必要なのです。(牛尾健太)

学園祭で演奏するなら、これやな。(前越啓輔)

超カッコ良い。その一言。こんな曲聴いたことないです。歌詞も展開もタイトルも意味わかんないんだけど、超カッコ良い。なぞのコーラスはチームおとぎ話によるものです。(西田雅昭/おとぎ話スタッフ)

#7. 泣きだしそう

前の曲 | トップ | 次の曲

棚谷さんのアコーディオンがやばい。聴いていた前ちゃんが「マイルス感じる」って言ってて震えた。歌詞とメロディが絡み合っている。僕は常に「この世界の終わり」を意識しながら生きていて、それ故の孤独感をうたいたいと思っている。
「泣きだしそう」はまさにそういう曲で、ひとりだからこそ愛する人の存在を胸いっぱいに感じるというコトバでうめつくされている。この曲を聴く時は、頭の中をからっぽにして、そこにどんな色がそそがれるかを楽しんでみてください。(有馬和樹)

ベースラインが渋い!棚谷さんのアコーディオン、素晴らしいです。1番サビのバスドラムの後から入るタンバリンはいぶし銀。(風間洋隆)

とても美しい曲。ムードがあって、いろんな情景を浮かび上がらせてくれるから好きだ。このアルバムのA面とB面の橋渡しをしてくれている。こういうアコースティックな曲を前からアルバムに入れたいと思っていたので、今回それが実現できて嬉しい。この曲も棚屋さんに参加してもらい、ガース・ハドソン的な素晴らしいアレンジをしてもらった。間奏のアコーディオンは棚屋さん曰わく、「ちょっとパリの風吹かせすぎちゃったかな?」(牛尾健太)

富士山の山頂で好きな人にプロポーズしそう。(前越啓輔)

「理由なき反抗」ツアーのとき、広島のホテルの同じ部屋でありまさんがつくってた。
弾き語りの状態でずーっとあったので、どんな風になるんだろうとわくわくしてた。
完成したこのアレンジ、すっごい好きです。見たことない風景がすごく見えてくるような綺麗な歌詞。(西田雅昭/おとぎ話スタッフ)

#8. SUPERSTAR

前の曲 | トップ | 次の曲

バンド仲間に特に人気のある曲。つくった本人としても驚くほど、みんなに「好きだ」って言われる曲。実際にライヴで演奏していて最もカタルシスを感じる。スーパースターの感じる孤独を描きたくて、自分がスーパースターになったつもりで歌詞を描いた。2009年は自分にとってのスーパースターが何人も天国に旅立った年。そんな年に、この曲を録音できた。だから何かがつまっている。この曲のギターソロの前半部分は前ちゃんがギターを弾いていて、アルバムの中のハイライトの一つだと思う。
ちなみに僕は歌詞を「書く」ではなくて「描く」と表現しているが、すべての曲の歌詞を絵を描くようにつくっているので「描く」と表現している。(有馬和樹)

牛尾のギターのラインが綺麗すぎる。1番サビの終わりから唸るギター。でもどっかあったかい。
2番Aメロの裏で歌う有馬のボーカルが泣ける壺。(風間洋隆)

泣きだしそうからの流れがとても良い。余計なものを削ぎ落としたストイックな演奏だ。
タイトルがsuperstarというからには、きっとそれはバンドにとっての名曲でなくてはならないと個人的には思うが、演奏も歌詞もそれを受け止めるような堂々としたものになっていると思う。
間奏のギターソロは前半が前越、後半が牛尾。このギターソロにもひとつのストーリーがある気がする。大袈裟ではなく例えるなら、倒れかけたスーパースターが有馬の「スーパースター!」の叫びによって再び立ち上がる、まるでロッキーのような世界。(牛尾健太)

当日の朝、ブラーのライブ映像を見て気合いを入れ、レコーディングにのぞんだ。(前越啓輔)

初めて聴いたときからすごい勢いで胸をつかまれた。中学生のころにはじめて見た眩しい光りのような。ギター。男子の青い涙。牛尾さんは世界で一番好きなギタリストです。でもこの曲の一番おいしいフィードバックギターを弾いたのは前ちゃんです。(西田雅昭/おとぎ話スタッフ)

#9. ハートのうた

前の曲 | トップ | 次の曲

おんなのこ目線の歌詞。「今日から私は彼女になる」と最初のフレーズが出たら迷うことなく最後まであっという間に歌詞ができあがった。曲の後半のCメロは、もともと無かったが曲の流れを考えてよりグッとくる構成になった。
弾き語りでつくった時は歌謡曲のような雰囲気で、ある種の湿気があった。なんとなくそれが嫌で4人で演奏するに当たってアレンジ面で何度も話し合った。最終的に前ちゃんが跳ねたリズムを叩いてくれて方向が定まった。風間のベースも良い。(有馬和樹)

ベースライン完璧!桜舞う祝いの歌!(風間洋隆)

最初はすごく弾き語りスタイルな演奏だったが、前越君の「木村カエラのリルラリルハみたいなリズムにしよう!」の一言により、テンポもキーも変わり生き生きした曲になった。ギターに関してはなかなか決まらず悩んだ。こねくりまわしても駄目で、シンプルなものがキャッチーだ。ギターにはスプリングリヴァーブをたっぷりかけてある。それに限らず、レコーディングではとりあえず過剰にやったほうが良い。Aメロのコード進行が洒落ていて好きだ。個人的には2分28秒あたりのブレイクで聴くことのできる風間のベースがツボ。(牛尾健太)

このウキウキ感堪りまへん。良い曲や。「パートのうた」ちゃうで。(前越啓輔)

大好きなアニメの主題歌みたいなイントロ。超ポップソング。だけど歌詞のテーマは実はきっとシリアスなもの。スッと余計な力が抜けて素直な勇気がわいてくる曲だと思います。(西田雅昭/おとぎ話スタッフ)

#10. こどものブギー

前の曲 | トップ | 次の曲

アルバムの中でも特に好きな曲。自分が今まで描いてきた曲の中でもトップクラスの出来。曲の中で言いたい事が全部集約されているので、これ以上書けません。感じてください。(有馬和樹)

歌詞の持つ含みと、曲の持つ雰囲気がうまく合わさってとても綺麗な形になった。徹頭徹尾申し分なし!アウトロのドラムがとても良い!演奏すればするほど新しい発見があります。レコーディングの前に、前越と二人で入ったスタジオ楽しかったな。(風間洋隆)

いい曲になる確信があったからアレンジに時間をかけた。いくかのセクションに分かれているが、これは有馬デモの時点で既にそうなっていて、これをどう上手く1つの曲に仕上げるか試行錯誤した。ひとつひとつを繋げて構築するわけではなく、あくまでもひとつの曲であり、それをギター、ベース、ドラムのシンプルな演奏でつくりだしているのが良い。ずっと頭の中ではサージェントペパーズが流れていた。曲名もいい。そこからイメージが膨らむことは多々あるから、曲のタイトルひとつとっても大事なことなのだ。夢のような、まさにFAIRYTALEな曲。(牛尾健太)

風船ガム膨らまして、弾けて、顔にベッタリつくあの感じ出てるでしょ。(前越啓輔)

すっごい不思議な曲。だけどいちばんアンセムなかんじがする。ビートルズのこども。音楽の魔法の未来を感じます。(西田雅昭/おとぎ話スタッフ)

#11. BOY'S BEAT

前の曲 | トップ | 次の曲

「おとぎ話」にとって重要な一曲。前作「理由なき反抗」の「FUN CLUB」への回答。
しょぼさと気合いのバランスが凄まじい純度でほとばしっている。ギターソロは牛尾と有馬によるツインギター。とても簡単なフレーズ。僕は、本当にキャッチーでココロに残るメロディとは誰でも口ずさめるような簡単なメロディだと信じている。「BOY'S BEAT」はそういう曲だ。練習の時に雰囲気が悪くなる瞬間がある。そんな時にこの曲を演奏すると一瞬で雰囲気が良くなる。すごい。(有馬和樹)

録音するかしないかの所にいた曲が、まさかのOKテイク。これが世の中に出回ると思うと、自然と顔がにやけてきます。仮タイトルは「遅れてきた4人組」。この時点でイメージが確立された。(風間洋隆)

録音前の時点ではアルバムに入るかどうかはっきりしてなかったが、この曲があるのとないのとでは全然違ったアルバムになっていたと思うので、つまり大事な曲。デモの段階ですごく良い演奏をしていたので、その雰囲気やテンションをそのままレコーディングに持って行った。録るまでは自分たちでもこの曲についてあんまりわかってなかったのかもしれない。録ってみたら凄いポテンシャルを秘めた曲だった。昔からおとぎ話を知っている人に聴かせたら、「もうメロディも歌詞もすんごい良くて耳から離れないし、もう正におとぎ話節だし、こんなことやってるバンドほかにいないし、もうシングルで出せ!」って言っていた。出しちゃおっかな。有馬考案のツインギターソロは、おとぎ話ギターソロ史上たぶん1番簡単。故にライヴでのミスは許されない。(牛尾健太)

学園祭でやるなら、これかも。勿論ギターで参加。(前越啓輔)

個人的に実はいちばん大好きかもしれない曲。みんなで車でツアー行くときはいつもこんな雰囲気。だから一緒に行ったいろんなツアーのできごとが次々と思い浮かぶ。タイトルからしてもう大好き。(西田雅昭/おとぎ話スタッフ)

#12. ロードムービー

前の曲 | トップ | 次の曲

3コード。アコギ持って「うた」をうたう人は少なからずボブディランに憧れる。僕なりのボブディランの解釈。倒れそうになりながらも歩き続けるしかないのが「ロックンロール」だ。ぎりぎりな今を生きる僕らのテーマ。永遠のラブソング。
後奏における牛尾の弾くギターは、まさにこのアルバムのハイライト。ギターが泣くバンド、それが「おとぎ話」だ。(有馬和樹)

冬のキンと張り詰めた夜の情景。歌詞に冬を想起させる言葉はないんだけど、おれは新潟の雪の積もった寒い夜に一人歩きながら聴いてるんだと思う。では、実家に帰ったらそうしよう。3番のドラムがやばい。見せ場作りすぎで最高。ギターとベースのユニゾン、グッとくる。(風間洋隆)

とてもロマンチックな歌詞。これにタイトルがロードムービーだから、もうそれだけで成立しちゃいそうな曲だ。なぜかずっと「パリ、テキサス」のイメージがあった。観たことないけど。そのせいでスライドギターにしたのかな。ロードムービーっていう言葉にはずっとなんとなく憧れがある。
ギターソロはかなり長い。3人がそれを引き立たせる演奏をしてくれている。聴きごたえがあるし、弾きごたえがあるギターソロだ。ブライアン・メイを意識したピッキングハーモニクスを効かせたチョーキングが快感ポイントになっている。ソロはダブルトラックになっているが、そのうち1つはスタジオの真ん中に高くセッティングされたマイクで録られている。ずっとこういう録音をしたくて、ようやく今回それができた。レコーディングスタジオではあらゆることができるはずで、もちろんどこにマイクを置いて音を拾うかによっても音は変わるわけで、決まり切っていることなどないはず。ビートルズはそうやって革新的な音を創り出してきたし、ジミー・ペイジの録音は素晴らしい。これからはアイディアと意思と好奇心でもって、どんどんこういうことをしていかなくてはならない。(牛尾健太)

歌詞が好き。(前越啓輔)

風景が見える壮大な曲。綺麗な星空が浮かぶ街をほんとうに夜汽車に乗って旅してるみたい。
アウトロでの牛尾さんのレスポールのギターソロが胸を撃ち抜いてくる。(西田雅昭/おとぎ話スタッフ)

#13. 青春(naked)

前の曲 | トップ

このアルバムに「GALAXY」が入らなかったのは必然。何故ならば「GALAXY」こそが新しい「おとぎ話」を告げる狼煙だったから。つまり「GALAXY」という曲は1曲で完結している曲だったのである。だから「青春GALAXYep.」は、個性が違う4曲が
ぶつかり合ってる実に強力な1枚なのである。新しくアルバムを作るにあたって、「青春GALAXYep.」から何か曲を入れるか何度も議論を繰り返した。今までの活動の中でもかなりキツイ時期だった。レコーディングが終わっても結論は出ない。途方に暮れる寸前に、録音・ミックス魔術師の岩田さんに「青春」のリミックスを聴かせてもらう。「きた!」と思ってたらプロデュース魔術師の竹内さんが「いい曲だ。」とつぶやいたので、即座に「青春」を収録することに決めた。
最後を飾るにふさわしい。(有馬和樹)

また新たな旅に出る、終わらないエンドロール。続きへの序章。エンジニア岩田マジックで見事にアルバムの最後を飾るに相応しいアレンジになりました。「青春GALAXY e.p.」と是非聴き比べてください。(風間洋隆)

音源自体は「青春GALAXY EP」と同じものだが、ミックスが異なっている。削ぎ落とされている音もあるし、以前のものよりシンプルでライヴに近い感じになっている。それゆえにネイキッドだが、深い意味はない。シングルの音源を全く同じままでアルバムに入れることはしたくないが、一度作品として完成されたものをいじるのも難しい。だったら入れなければいいって話にもなるわけで、実際GALAXYも青春も入れなくていいと思っていた。話し合いの末に青春だけ入れることになったのだが、今作をこの曲順で聴いた時に入れてよかったと思った。アルバムのフィナーレに相応しい曲だ。(牛尾健太)

ここまで聴いてくれた人は、わかるだろう?俺たち、本当に良いバンドなんだよ。言わば青春パンクだよ。(前越啓輔)

おとぎ話は、ぼくの青春。ランランランのコーラスをみんなで唄えたことは、ぼくの一生の宝物です。シングルバージョンとミックスが違って、前ちゃんのカウントで始まり。イントロの牛尾さんのギターにリバーブがかかってて、体育館で聴いてるみたい。ありまさんの歌声はふだん話してるときとおなじトーンで、曲を聴けばいつでも会えるようで、いつも嬉しくなる。(西田雅昭/おとぎ話スタッフ)